少年野球は多くの野球選手の出発点となる組織だと思いますが、その少年野球団である都田リバースも結団以来30年以上の歴史があり、たくさんのOB、OGの皆さんがいろいろな方面で活躍されています。そんな彼ら彼女らにとってリバースは「野球生活のふるさと」のようなもの、といってもよいかもしれません。

 

最近は野球部を引退したばかりの高校3年生のリバースOBの皆さんがリバースに「帰省」し、練習を手伝って・・というより、臨時コーチとして練習をサポートしてくれています。子供達にバッティングや守備の指導をしてくれるのはもちろん、バッティングピッチャーをしてくれたりして、技術指導できるコーチが少ない時は本当に助かっています。引退したといっても何かとやること考えること気になることいっぱいで忙しい高校3年生、貴重な休日にこうしてリバースに帰ってきて小学生の面倒を見てくれるなんて本当に頭が下がります。そしてなにより、17 or 18歳!体のキレがすごい!姿勢が良い!ハキハキしている!目が輝いている!…毎日仕事では輝きを失い疲れきった中年以上の大人(笑)ばかり見ているせいか、「若いっていいなあ!」と、なんだか心が洗われたようになると同時に「ウチの子もずっと野球を続けてこんな風になってほしいなあ~」と思ってしまいます。

 

 

さらに先日はコーチの息子さん(6年生団員のお兄さん)と甥っ子さんが6年生の練習のサポートで参加してくれました。そして、同じ日に参加したリバースOBの一人と同じ高校野球部という・・なんとも世間は狭いというか、いや、野球を通した人の繋がりってすごいなあ!と思った一日でした。野球を通じてたくさんの人と出会い、人のネットワークができ、後輩を育て、お互い助けあいながら成長し、それぞれの形で社会に貢献していく、これもまた野球に限らずスポーツのすばらしい一側面だと思いますし、少年野球はそういった「一生ものの財産を築くスタートの舞台」といえるかもしれません。

 

そして練習終了後、そんな立派な彼らがアルベルトチャリ(銀色の通学自転車)に荷物をのっけて西陽を浴びながらキコキコと南小グランドを後にする姿をみて、「あー、やっぱ子供なんだなー」と、なんだかちょっぴりうれしさがこみあげてくるのでした。

 

リバースOBの皆さん、手伝ってくれる関係者のみなさん、いつも本当にありがとうございます!

もしこれを見ているOBの皆さんがいたら、いつでも「帰って」来てくださいね!